朝日放送テレビ株式会社も参画する梅酒ツーリズム事業実行委員会と和歌山県田辺市が主催したイベント「紀州田辺の梅酒を愛でる9日間 in 学大高架下 梅酒って、こんなに楽しいの!?」が2025年10月18日(土)から26日(日)まで東急東横線・学芸大学駅(東京都目黒区)の高架下、Chef’s Marche・酒屋あい升・COUNTER BOOKSの3店舗にて開催された。

都内では初となる朝日放送テレビ×田辺市タッグのイベントを開催

梅の名産地である和歌山県田辺市では、当地ならではの食=「梅酒」をフックに、「梅酒の聖地」として田辺市を認知してもらい、旅の目的地にしてもらおうと2023年から梅酒ツーリズム事業を推進してきた。過去には地元・和歌山県田辺市内で「梅酒フェス’23 in 紀州田辺」などのイベントも開催。3年目となる今年は、首都圏での「梅酒の聖地、紀州田辺」の認知向上、及び首都圏からの誘客促進を目的としたプロモーション施策の一環として、梅酒ツーリズム事業実行委員会に名を連ねる朝日放送テレビ株式会社が全面サポートし「紀州田辺の梅酒を愛でる9日間 in 学大高架下 梅酒って、こんなに楽しいの!?」を開催した。

トークイベントの始まりは、「梅酒で乾杯!」

オープニングを飾ったのは、COUNTER BOOKSで開催された「甲斐みのり×和歌山県田辺市 トークイベント~梅酒から広がる田辺旅のたのしみ~」。

文筆家・エッセイストの甲斐みのりさんは、観光案内冊子『朝を楽しむ田辺さんぽ』『暮らすように旅する田辺』『朝・昼・夕・夜 田辺めぐり』の監修や、書籍『田辺のたのしみ』を執筆するなど、自他共に認める、田辺ファンの一人だ。ゲストには、和歌山県田辺市・真砂充敏市長と梅酒ツーリズム事業実行委員会・田上雅人実行委員長をお迎えし田辺への愛を語り尽くした。

田辺市には「梅酒で乾杯条例」があることから、参加者全員に梅酒または梅ドリンクが配られ、真砂市長のかけ声と共に華々しく幕を開けた。

第一部では田上実行委員長と、梅酒の特徴やおすすめのグルメスポットなど「食」をテーマにトークを展開。イベント会期中にChef’s Marcheでも販売されていた梅酢の唐揚げやみかん、田辺市に行かないと食べられない“もちがつお”などおすすめの特産品に加え、甲斐さんの著書にも登場する「キャラバン」「秋津野ガルテン」「ヒロ」といったグルメスポットなど、知る人ぞ知る田辺の味覚についてトークを繰り広げた。

中でも、田辺に行くとスーパーで必ず購入して帰るという大好物の「龍神しいたけ」について熱く語った甲斐さん。「肉厚な龍神しいたけは、カサにを上にして焼くと汁がたまってくる。それを上手く飲むんです!」「これを食べるとしいたけ感が変わります」。これに負けじと、田上実行委員長も「龍神しいたけの工場には名物おばちゃんがいてね、きのこの声が聞こえてくるっていうんですよ!」と、地元を知り尽くすからこその田辺エピソードに会場は大盛り上がり。

第二部は、真砂市長と観光や文化を楽しみたい方へのおすすめスポットを紹介。田辺の観光名所と言えば、世界遺産・熊野古道。甲斐さんのおすすめの観光時期は2~3月頃だそう。寒いと思われがちな時期だが「虫もほとんどいなくて、身体がぽかぽかしてくる」ことから歩くのにちょうど良い時期だと語る。

真砂市長は地学・歴史学的観点から田辺市の魅力を伝えた。特に熱弁したのが、本イベントだけでは語り切れないほどの逸話が残るという田辺三大偉人の一人「南方熊楠」について。100年以上前に「エコロギー」という言葉で自然環境の保護に取り組んだ先駆者であると同時に、“奇人”としても名を遺す熊楠について知りたい方には、水木しげるが描いた漫画『猫楠』を読むのがおすすめと語る。

最後には「田辺で宿泊するにはどこが良いか?」など、会場からも質問が出るなど、大盛況のうちに1時間のトークイベントは幕を閉じた。

イベントでは梅酒100種が登場!飲み比べのほか、特産品販売も

9日間通して開催されていたのが「飲んで楽しむ!割って楽しむ!高架下で梅酒飲み比べ!」だ。

新鮮な食材を使った料理やカフェ、青果を提供する「Chef’s Marche」では、45種類の梅酒からお好みの3種を選んで飲み比べできるセットの提供や、みかん・しいたけ・しらす・梅干しなどの田辺市の特産品を販売。

中でも飲み比べセットは、ほぼ毎日のように足を運んで頂ける常連客の方々や外国人の方々など、老若男女幅広い年代の方々から注目を集めた。会期の前半・後半で選べる45種の梅酒が全て入れ替えとなり、計90種の梅酒が登場。楽しんだお客様からは「こんなに梅酒に種類があるとは知らなかった」という声が多く聞かれた。

入荷次第すぐに売り切れとなったのは、甲斐さんも絶賛していた「龍神しいたけ」。また、甘みの強いみかんは子ども連れのファミリー層に大人気だった。 カフェで提供されるボリューム満点の和定食は、田辺市のしらす・なんばやき・牛蒡巻き・金山寺味噌を使用した小鉢、梅酢を使用したChef’s Marche特製の梅ドレッシング付きのサラダとともに提供。さらに定食を注文頂いた方には、梅酒または梅ジュースを1杯無料で提供するなど、まさに“田辺尽くしの1食”を9日間に渡って提供した。

カフェバーを併設した新刊書店「COUNTER BOOKS」では、ミルクティー梅酒やハイボール梅酒など、珍しい割り方の梅酒を提供。一番人気は紅茶梅酒を牛乳で割った「ミルクティー梅酒」。梅酒とミルクの甘さの中に紅茶のほろ苦さが大人な一杯に仕上がっていた。

角打ちスペースを併設した「酒屋あい升」では飲み比べに加え、20種類の梅酒も販売。販売したほとんどの梅酒が完売するほど大盛況のイベントとなった。

さらに、全店舗で梅酒を楽しんで頂いた方に先着でミニ梅酒ボトルをプレゼントするシールラリー企画も実施。まさに“梅酒を楽しむ9日間”となった。

田辺市の梅を使って「梅酒づくり」体験も

イベント最終日は「マイ梅酒」作り体験を開催。Chef’s Marcheの一角を会場に、計4回にわたって実施された。すべての回で満席となり、計40名の方が“自分だけの梅酒づくり”を楽しんだ。事前にSNSやチラシで情報を見て楽しみにしていた方も多く、受付開始前から列をつくるお客様の姿も見られた。

田辺市の横矢さんがナビゲートし、体験がスタート。2024年秋にオープンした梅酒体験スポット「梅酒おたのしみ処 うめ子」のイラストが描かれたキットに、完熟梅・砂糖・果実酒を丁寧に重ねていく。「こんなに簡単に作れるんですね!」という驚きの声もあがり、会場は終始笑顔に包まれた。

なかには「将来は子どもと一緒に楽しみたい」と話す家族連れの姿もあり、世代を越えて梅酒の魅力を感じてもらえる時間となった。

イベントでの楽しい思い出とともに漬け込んだ梅酒を、時間をかけて楽しむことで、イベント終了後も田辺の梅酒、そして田辺の梅の魅力をじっくり味わってもらいたい。

田辺市様からのコメント

今回のイベント期間中に学芸大学駅近辺にお住まいの方をはじめ、非常に多くの方に足を運んでいただくことが出来ました。お越しいただいた方の中には、田辺市をご存じでない方もいらっしゃり、まだまだPRをしていき、皆さんに知っていただく機会を作らなければいけないと感じました。

梅酒飲み比べ体験では、陳列されている梅酒を見て驚かれる方が多く、普段飲めないような梅酒にチャレンジし、梅酒の奥深さや梅酒に秘められたポテンシャルを実感していただけたのではないかと思います。

産品販売では、梅干しやしいたけを筆頭に多くの方にお買い求めいただき、一度購入された方がもう一度買いに来ていただける様子も見受けられ、田辺市産品の魅力を知っていただけたのではないかと思います。

今後もより多くの方々に田辺市を知り、魅力を感じていただく機会を設け、田辺市を訪れていただきたいです。